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「COCOA」で接触通知の場合、行政検査に積極誘導へ

レポート 2020年8月23日 (日)  星野桃代(m3.com編集部)

厚労省は8月21日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者と濃厚接触した可能性をスマートフォンに通知する接触確認アプリ「COCOA」で感染者との接触が確認された人から相談があった場合、症状や濃厚接触の心当たりがなくても希望者には行政検査を実施するよう、全国の自治体に通知した。 行政検査の対象になるものは(1)COVID-19の患者、(2)無症状病原体保有者、(3)疑似症患者、(4)感染していると疑うに足りる正当な理由のある者――と整理できる。「COCOA」での接触通知を受け取った場合は、(4)の「感染していると疑うに足りる正当な理由」に含まれるが、これまで保健所や自治体によって検査の可否判断にぶれがあったことから、今回の通知で検査対象であることを明確化した。 また、これまでは接触が確認されると、症状や濃厚接触の心当たりがある場合は「COCOA」上で近くの帰国者・接触者外来やPCR検査センターなどが案内されるが、症状や濃厚接触の心当たりがない場合は健康観察を促す画面が表示されていた。今月中にアップデート不要の簡易的な改修を行い、症状や濃厚接触の心当たりがない利用者にも検査を...