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日病会長「医療機関支援金、自治体でスピード感に差」

レポート 2020年8月24日 (月)  星野桃代(m3.com編集部)

日本病院会会長の相澤孝夫氏は8月24日の記者会見で、常任理事会での議論を説明し、第2次補正予算を財源とする医療機関への支援金や医療従事者への慰労金の支給について都道府県ごとに差があると明らかにした。既に支給が完了した地域もあれば、まだ案内が届いていない地域もあるとした上で、「都道府県ごとにかなりスピード感が違う。現実の病院経営は大変なので、できるだけ早く支援金が満額配られるとありがたい」と述べた。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に関する医療提供体制については、各都道府県を代表した理事からそれぞれ、「4月、5月の混乱期と比べて6月以降は整っている」、あるいは「整いつつある」という声が相次いだという。また、PCR検査についても、医師が必要と判断した場合に検査ができる体制が整ってきたという声が多かった。 一方、COVID-19をめぐる問題点として「新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)」の使いづらさを指摘する声が病院から相次いでいるとした。相澤会長は「情報入力すると、現場でタイムリーに情報を取得し活用できると聞いていたが、どうもうまくい...