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2020年入試、聖マリ大で女子合格比率アップ

レポート 2020年9月2日 (水)  星野桃代(m3.com編集部)

2018年に発覚した医学部不適切入試問題で、女子受験生差別があった4大学の2014年から2020年までの男女合格率を比較したところ、2020年は聖マリアンナ医科大学でさらに合格者の女子比率が上昇していたことがm3.com編集部の調べで分かった。 不適切入試問題は2018年7月、当時の文部科学省局長が東京医科大学に対し私立大学支援事業の対象校に選定する見返りに、自分の子を大学入試で合格させた疑いで逮捕されたことが発端となり発覚。その後、東京医大など計9大学が内部調査結果を公表し、得点調整をしていたと認定した。さらに当初、聖マリアンナ医大は不正を否定していたが、第三者委員会が2020年1月、差別的取り扱いがあったと認定した。 不適切入試があった全10大学のうち、女子受験生の減点があったのは東京医科大学、順天堂大学、北里大学、聖マリアンナ医科大学の4大学。 4大学のデータを比較 4大学の2014年から2020年までの男女別合格率を比較した(データは、各大学ホームページの2020年入試結果と、文部科学省「医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る調査について」から作成)。 ※クリックで拡...