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インフルワクチン、65歳以上などから優先接種へ

レポート 2020年8月26日 (水)  坂口恵(m3.com編集部)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大以降、初のインフルエンザ流行期を目前に控え、インフルエンザワクチンの需要が高まる可能性が指摘されている。厚生労働省の第45回厚生科学審議会感染症部会(第39回同予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会と合同開催、部会長はいずれも脇田隆字・国立感染症研究所長)で8月26日、医療機関での混乱を避けるためのインフルエンザワクチン接種対象の優先順位に関する審議が行われた。10月前半から、予防接種法に基づく定期接種対象者(65歳以上の高齢者等)のうち、希望者に接種を開始し、10月後半からは特に日本感染症学会が8月3日に公表した提言(「今冬のインフルエンザとCOVID-19に備えて」)で示された「医療従事者、65歳未満の基礎疾患を有する人、妊婦、乳幼児~小学校低学年(2年生)」に接種を呼びかけることなどが提案され、おおむね了承された(資料は、厚労省のホームページ)。 昨年使用量を12%上回る供給、出荷も早まる見通し 来シーズン(2020/2021)のインフルエンザワクチンの供給見込み量は約3178万本で、ワクチン供給の統計開始以来、使用量が...