中川日医会長「新型コロナ、正しく分析し、正しく冷静に恐れる」

日本医師会会長の中川俊男氏は8月26日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の最近の感染状況について、「全国の新規感染者数が1000人前後で推移している状況から減少傾向にあるが、まだ収束に向かっているとは言えず、医療従事者は非常に疲弊し、病床の確保も依然として課題」と述べ、危機感を緩めず「再度我慢のお盆休み」の感染防止効果を検証していく必要があると訴えた。「正しく分析し、正しく冷静に恐れることが重要」（中川会長）。 日本医師会会長の中川俊男氏。 日医が8月7日から開始した「みんなで安心マーク」の発行数は、8月26日14時30分の時点で7651施設で、8月24日夕方からは非日医会員向けの発行も始めた。同マークは、医療機関が感染防止のチェックリストをセルフチェックすることで発行される。今秋以降、インフルエンザとCOVID-19の同時流行が懸念されることから、「医療機関が徹底した感染防止対策を実践していることを理解いただき、健康に不安がある際には、無理な我慢をせず、かかりつけ医に相談してもらいたい」と述べ、「みんなで安心マーク」発行医療機関のほか、「日医かかりつけ医研...