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安倍首相7月から体調異変、コロナ禍での辞任「心よりお詫び」

レポート 2020年8月28日 (金)  岩崎雅子、小川洋輔(m3.com編集部)

安倍晋三首相は8月28日、記者会見を開き、8月上旬に持病である潰瘍性大腸炎の再発が確認されたことを明かし、「国民の負託に自信を持って応えられる状態ではなくなった」と首相を辞任することを表明した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応を巡っては「7月以降の感染拡大が減少傾向に転じ、冬を見据えて実施すべき対応策を取りまとめることができた。新体制に移行するならこのタイミングしかないと判断した」と、空白が生じないことを強調したが、「任期を1年残し、コロナ禍の中、職を辞することについて、心より心よりお詫び申し上げます」と頭を下げた。COVID-19対応については「不十分な点、反省すべき点は多々ある」とも述べた。 辞任表明会見で頭を下げる安倍首相(代表撮影) 安倍首相は会見冒頭、「今年の1月から正体不明の敵と悪戦苦闘する中、少しでも感染を抑え、極力重症化を防ぎ、国民の命を守るため、その時々の知見の中で最善の努力を重ねてきたつもりだ」とこれまでのCOVID-19対応を振り返った。その上で、季節性インフルエンザとの同時流行に備えて、「重症化リスクの多い方に重点を置いた対策に今から転換する必...