安倍政権、評価は二分、開業医60％不支持・勤務医55％支持

安倍晋三首相が8月28日に辞任を突然表明したことを受け、m3.com編集部が7年8カ月に及んだ安倍政権（第2次内閣発足以降）の医療・社会保障政策への評価について尋ねたところ、支持と不支持が拮抗する結果となった。開業医より勤務医、高齢者より若手の方が支持する割合が高かった。経済政策を評価する声が上がる一方、布マスク配布など新型コロナウイルス感染症（COVID-19）対応には批判が集中。「アベノミクス」で評価を上げ、「アベノマスク」で評価を下げる結果となった。持病の再発による辞任に対しては理解を示す声が多かった。 Q 安倍政権（第2次内閣以降）の医療・社会保障政策を支持しますか、支持しませんか。 社会保障改革に強い意欲を示してきた安倍政権。いずれの職種も支持と不支持が拮抗する傾向となったが、開業医と勤務医で差も出た。 開業医では不支持（60.2％）が支持（39.8％）を大きく上回った。COVID-19対応への批判だけではなく、医療従事者の処遇や景気回復の地域差に対する不満の声も上がった。 一方、勤務医では支持（55.1％）が不支持（44.8％）を上回った。経済政策や働き方改革を評価し、次期...