1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「基礎研究医プログラム」の定員、研究費と論文数を基に割り振りへ

「基礎研究医プログラム」の定員、研究費と論文数を基に割り振りへ

レポート 2020年9月7日 (月)  星野桃代(m3.com編集部)

厚生労働省は9月4日、医道審議会医師分科会医師臨床研修部会(部会長:國土典宏・国立国際医療研究センター理事長)を開き、2022年度から臨床研修医を対象に開始することが決まっている「基礎研究医プログラム」と「地域医療重点プログラム」について、10月末の参加病院募集期限に向けた最終的な議論を実施した。「基礎研究医プログラム」の参加大学に定員を割り振る際は、公平性と透明性の観点から、科研費の金額と論文数を基に決定するとした。「地域医療重点プログラム」については、対象学生を「都道府県が奨学金を貸与し、かつ医師少数区域等での従事要件が課されており、地域医療対策協議会が地域医療重点プログラムで選考を行う必要性を認めた者」に限定するとした(資料は、厚労省のホームページ)。 「基礎研究医プログラム」は、臨床研修医が2年間の研修において、16週以上24週未満の間、基礎医学の教室に所属することができる制度。臨床研修医の募集定員とは別枠に定員を設定し、一般の学生に先行してマッチングを実施する。基礎研究医の全国の総定員は40人で、各大学の定員の算出方法は以下の通り。 各大学の定員算出方法 定員は原則1人とする...