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「PCR等検査は事後契約でも可、画期的な改善」、中川日医会長

レポート 2020年9月9日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の中川俊男氏は9月9日の定例記者会見で、9月9日付の厚生労働省事務連絡で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR等検査の行政検査の委託契約が、検査の事後の締結でも可能になったことなどから、「簡便で、非常にスムーズになった。画期的な改善」と評価した。8月5日付で日医はPCR等検査に関して委託契約なしに可能になるよう緊急提言したが、「スピード重視の現実的な着地だ。仕組み的にはハードルがほとんどなくなってきた」と述べた(『日医が緊急提言、「行政検査以外のPCR検査の患者負担も公費で」』を参照)。 さらに中川会長は、今秋からのCOVID-19とインフルエンザの同時流行に備えて整備が進められる「診療・検査医療機関(仮称)」の指定要件についても現在、厚労省と協議をしていると説明。さらに「指定に当たっては、感染リスクに伴う補償(支援)の在り方について、各地域の医師会と都道府県との協議も必要」と述べ、必要な補償(支援)が行われるよう、この協議に資する積極的な関与、助言を行うことを国に対して求めて行く方針を表明した。 日本医師会会長の中川俊男氏 (2020年9月9日日医会見資...