安倍政権の医療政策「評価しない」44.6%、若手は高評価 ◆Vol.1
医師調査
2020年9月12日 (土)
小川洋輔(m3.com編集部)
長らく「一強」と呼ばれ、憲政史上最長となる7年8カ月にわたって続いていた安倍政権(第2次内閣以降)は、首相の持病の再発によって突然幕を下ろすこととなった。今回の辞任表明を受け、m3.com編集部が医師会員に安倍政権の医療・社会保障政策に対する評価を調査したところ、全体については「全く評価しない」「あまり評価しない」が計44.6%、「高く評価する」「ある程度評価する」が計28.3%と、厳しい評価の方がやや多かった。開業医や60歳以上では「評価しない」が半数を超える一方、若い世代ほど評価が高くなる傾向があった。 個別の政策では、「規制改革・オンライン診療」「全世代型社会保障」「働き方改革」が比較的高く評価される一方、「新専門医制度」「医学部新設」「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応」への評価が低かった。 Q 安倍政権(第2次内閣以降)の医療・社会保障政策全体について、評価を教えてください。 「全く評価しない」「あまり評価しない」との回答は、開業医で計51.3%に上り、勤務医でも計42.3%を占めた。安倍政権を巡っては経済政策や外交が高く評価される向きもあるが、医師は医療・社会...
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