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NCD「世界に誇れるビッグデータに成長」、設立10周年記念式典

レポート 2020年9月13日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

一般社団法人National Clinical Database(NCD)は9月13日、「設立10周年記念式典」を都内で開催し、代表理事の瀬戸泰之氏は、「当該領域手術の95%以上が登録され、世界に誇れるビッグデータに成長した。先人たちの先見性と情熱のたまもの」とあいさつし、NCDの運営に携わってきた関係者と、日常診療の合間に日々データ入力をする現場の医師らへの感謝の意を示した。既にNCDデータを活用した英語論文が120本以上発表されており、「日本の優れた治療成績を世界に発信する原動力になっている」と説明、これまでの10年の発展を土台に今後の10年、さらなる飛躍を遂げるために取り組む意向を表明した。 ビデオメッセージを寄せた、厚生労働省顧問で初代医務技監を務めた鈴木康裕氏は、4つの「すばらしい点」と4つの「お願い」に言及。手術成績の見える化を通じて、手術の均てん化、技術の向上につながったなどの点を評価した一方、死亡率が高い施設への指導、外科医へのインセンティブ付与など、NCDデータの4つの利活用案を「お願い」として提示した。 記念式典であいさつする代表理事の瀬戸泰之氏。記念式典の後、各領...