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「厚労省、首相に忖度していた」86.9%◆Vol.3

医師調査 2020年9月16日 (水)  小川洋輔(m3.com編集部)

長期政権の弊害として、官僚らが過剰に首相周辺の意向に配慮する「忖度」が指摘されている。厚生労働省や医療団体が首相に忖度していたと感じていた医師は8割以上に達した。 ただ、政権が長期間続くこと自体については「メリットの方が大きい」という回答が51.9%とわずかながら半数を上回り、評価する声も多かった。 Q 長期政権の下で、官僚による首相への「忖度」が問題視されることがありました。厚生労働省は安倍首相に忖度していたと感じますか。 「他省庁並みに忖度していた」が51.0%と最多だった。「他省庁よりも忖度していた」という厳しい回答も15.3%あり、特に開業医では18.7%を占めた。 「忖度していなかった」との回答は13.0%にとどまった。 Q 医療団体は安倍首相に忖度していたと感じますか。 診療報酬改定などで政府に強く要望する機会の多い医療団体だが、「他業界並みに忖度していた」という回答が44.8%に上った。 ただ、「忖度していなかった」が18.7%、「他業界ほどではないが忖度していた」が23.7%と一定の割合を占め、厚労省への評価と比べるとやや多かった。 Q 長期にわたって政権が続くのはよい...