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新型コロナ受け入れ救急医療管理加算5倍、4750点算定可に

レポート 2020年9月14日 (月)  水谷悠(m3.com編集部)

中医協総会(会長:小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)は9月14日に持ち回りで開催し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者のうち特定集中治療室管理料などが算定できない一般病棟で、「中等症II」以上の臨床像の患者を受け入れる場合に救急医療管理加算の5倍相当、1日4750点を算定できるようにすることを承認した。近く適用される(資料は厚生労働省のホームページ)。 2020年9月14日中医協総会資料 「中等症II」は9月4日に公表された「診療の手引き第3版」による区分。COVID-19患者受け入れ病院へのヒアリングで、診療や巡回の頻度や、重症化の傾向を早期に発見するための検査の頻度が高まることなどが指摘されていた。 これまでは、特定集中治療室管理料などを算定できない一般病棟については4月8日に救急医療管理加算1日950点を従来の7日間から延ばして14日間算定可能とし、同月18日には2倍相当の1日1900点、5月26日には中等症IIに限らず「中等症以上」という条件で3倍相当の1日2850点と特例措置を重ねてきた。今回は中等症II以上に限って5倍相当とした。 持ち回り会議での委員からの意...