1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「歓楽街、感染拡大の急所」今村座長

「歓楽街、感染拡大の急所」今村座長

レポート 2020年9月15日 (火)  小川洋輔(m3.com編集部)

政府の新型コロナウイルス感染症分科会の下に設置された「大都市の歓楽街における感染拡大防止対策ワーキンググループ」(座長:今村顕史・東京都立駒込病院感染症センター長)の初回会合が9月15日開かれ、新宿・歌舞伎町など各地の事例や対策について意見が交わされた。西村康稔経済再生担当相は「一定の落ち着きがある今の時期にスピード感を持って検討を行い、10月中を目途に一定の取りまとめができればと考えている」とあいさつした。 WGであいさつする(左から)西村経済再生担当相、今村座長 6月以降の感染状況を巡っては、東京の歓楽街から全国へ拡大した可能性が高いと指摘されている。キャバクラやホストクラブなど接待を伴う飲食店では「3密」の状態になりやすく、クラスターが多く発生してきたほか、保健所の調査に協力が得られにくい事例もあったため、WGで各地の課題を共有し、対策を検討することとした。 西村経済再生担当相は「業種や地域の特性を踏まえて、事業者や働く方々と信頼関係を築きながら取り組みを進める必要がある。信頼関係は一朝一夕にできるものではない。自治体においては、WGの検討を踏まえて地域ぐるみの取り組みを進めてほ...