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「菅首相の手堅い運営を期待」中川日医会長

レポート 2020年9月17日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の中川俊男氏は9月17日の定例記者会見で、菅新政権の誕生を受け、「菅首相の手堅い政権運営を期待している」と述べるとともに、田村憲久厚労相には喫緊の課題である新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策への手腕発揮を要望し、官房長官に就任した加藤勝信前厚労相には年初来のCOVID-19対策などをねぎらった。COVID-19対応については、「医療機関への大胆な支援策をお願いしたい」と述べ、新政権にも引き続き働きかけていく方針。 菅義偉首相は9月16日の政権発足後初の会見で、規制改革を政権運営の柱とし、オンライン診療を推進していく方針を表明(『菅首相「悪しき前例主義を改め、規制改革を全力で進める」』を参照)。中川会長は、「時代とともにICTは急速に進歩している。医療をデジタル化していくことについて、全く異論はない」と前置きした上で、関係審議会等で、「丁寧な合意形成が必要」と述べ、反対は表明しなかったものの、拙速な議論をけん制した。オンライン診療については今後、都道府県の協議会で実績評価を行うことになっている。「どの病期の患者に使えるのか、またかかりつけなのか、あるいは初めて...