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田村厚労相、オンライン診療の課題「点数と安全性」

レポート 2020年9月17日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

約6年ぶりに厚生労働大臣に就任した田村憲久氏は9月17日に記者会見し、菅義偉新首相が9月16日の記者会見で課題として挙げたオンライン診療が2018年度の保険適用以降利用が広がってこなかった理由について、「一つは(保険診療の)点数。それから医療提供の側からすれば安全性だ。環境を整えないといけない」と述べ、安全性を担保しながら推進する必要性を強調した。 菅首相が打ち出した不妊治療の保険適用については、さまざまな手法やその質などについて慎重に議論していかなければいけない。早急に検討した上で、なるべく早く保険適用ができるよう準備していきたい」と述べた。保険適用までの期間については、特定不妊治療助成制度の助成金を大幅に増額することを首相から求められたと明らかにし、「保険適用までの負担軽減を図れるよう進めたい」と述べた。「独身者や子のいない夫婦の納得は得られるか」との質問に対しては、「子どもが少ない現状が大きな課題であることは間違いないが、だからといって各家庭で必ず子どもをつくってくださいということではない。子どもがいる家庭がいいなと思う人が、産み育てられる環境をつくるのが大事だ」と述べた。 新型...