2021年度専攻医シーリング、過去3年の採用平均5人以下は対象外へ
レポート
2020年9月18日 (金)
星野桃代(m3.com編集部)
厚生労働省は9月17日、医道審議会医師分科会医師専門研修部会(部会長:遠藤久夫・学習院大学経済学部教授)を開き、2021年度の専門研修プログラムのシーリングは2020年度の指針を継続するとともに、単年度のみ採用数が多いことによりシーリングの対象になった都道府県への配慮のため、過去3年の採用数の平均が少数(5人以下)の都道府県別診療科はシーリングの対象外として、日本専門医機構に要請することを承認した。また、2021年に新設する「臨床研究医」コースの募集を9月下旬に開始することを確認した。それ以外の専攻医募集は11月上旬からとなる(『臨床研究医は「専門医と学位、7年で取得」の臨床研究医枠、2021年度から新設へ』参照、部会資料は厚労省のホームページ)。 2020年度の専門研修プログラムは、(1)地域枠医師および自治医科大学出身医師はシーリングの対象外とする、(2)過去2年の採用数のいずれかが10人未満である都道府県別診療科のシーリング数を、過去2年の採用数のうち大きい方とし、過去2年の採用数の平均が極めて少なく、シーリング数が5人(連携プログラム0)の都道府県別診療科をシーリングの対象外と...
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