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患者・職員等564人にPCR検査、「収束宣言」 - 等潤病院に学ぶCOVID-19院内感染対応◆Vol.3

インタビュー 2020年10月16日 (金)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【等潤病院(東京都)に学ぶCOVID-19院内感染対応】 Vol.1 院内感染11人、発生から「収束宣言」までの経緯 Vol.2 記者会見で自ら院内感染を公表した訳 Vol.3 患者・職員等564人にPCR検査、「収束宣言」 ――8月23日の記者会見後はどんな対応をされたのでしょうか。 入院患者157人のほか、当院職員など407人、総計564人についてPCR検査を行いました。一部の患者についてはそれ以前に検査をしていたのですが、残る患者を対象に実施。続いて患者と接触する機会の多い看護師と医師。その後がコ・メディカルや事務職員という順番です。関連施設の健診センターや介護事業所職員のほか、最終的には委託業者の方の検査も行いました。職員・委託業者については、8月24日から8月28日までに計407人の検査を終えました。うち陽性者は2人で、院内感染との関連を指摘するまでには至りませんでしたが、可能性は否定できずという判断でした。 社会医療法人等潤病院(東京都足立区)理事長の伊藤雅史氏。 ――8月24日から9月2日までの間、足立区などによる実地調査が計5回行われました。 8月24日から、足立区と東...