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新型コロナ検査陰性の場合、HER-SYSの入力不要へ

レポート 2020年9月28日 (月)  星野桃代(m3.com編集部)

厚生労働省は9月28日、新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードに設置している「感染者情報の活用のあり方に関するワーキンググループ(WG)」(座長:鈴木基・国立感染症研究所感染症疫学センター長)の第4回会合を開き、「新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS:Health Center Real-time Information-sharing System on COVID-19)」において新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査結果が陰性だった人の情報入力を不要とする方向で一致した。また、9月25日の厚生科学審議会感染症部会で疑似症患者の届け出は入院症例に限ると承認されたため、HER-SYSでの入力も同様の運用をすると確認した(資料は厚労省のホームページ)。 厚労省は10月中に政令改正を行い、入院対象者の明確化と同時に疑似症患者の届け出基準の変更をする予定だ(『重症化リスク低い無症状者等は入院措置の対象外、WG合意』参照)。これに伴い、HER-SYS上での疑似症患者の入力が入院症例に限定されることになる。さらに会合では、疑似症患者の取り扱...