オンライン初診の恒久化の是非、医師の意見は拮抗
レポート
2020年9月29日 (火)
星野桃代(m3.com編集部)
新たに首相に就任した菅義偉氏は9月16日の記者会見で、「規制改革をこの政権のど真ん中に置く」と表明し、医療施策ではオンライン診療の推進と不妊治療の保険適用を掲げた(『菅首相「悪しき前例主義を改め、規制改革を全力で進める」』参照)。 m3.com意識調査の結果、医師全体では、受診歴のない初診の電話・オンライン診療については40.5%が時限的措置にとどめてほしいと回答した一方、オンライン診療に限れば、38.0%が恒久化を希望しており、意見が拮抗した。勤務医では恒久化を望む声が、開業医では時限的措置を望む声が上回り、立場によって意見の相違が見られた。不妊治療の保険適用については、「適用すべき」「年齢や回数の上限を決めて適用すべき」を合わせると78.9%になり、多くの医師が不妊治療の保険適用に前向きであることが明らかになった。 Q.時限的・特例的措置として始まった「受診歴のない患者の初診」の電話・オンライン診療について、恒久化を望みますか。 「受診歴のない患者の初診」については、医師の40.5%が選んだ「電話・オンラインとも時限的措置にとどめてほしい」が最多だった。一方、オンライン診療に限れば...
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