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【フランス便り】「ぼくのコロナ旅行記」ニュージーランド、日本、フランス

オピニオン 2020年10月3日 (土)  奥田七峰子(日本医師会総合政策研究機構フランス駐在研究員)

2019年秋、18歳で大学入学の通知を受けた後、1年間、休学をしてニュージーランドに旅立った愚息。大自然に囲まれてラグビーと英語を学び、のびのびと過ごしていたところに、予想だにしなかった事態急変により3月26日から7週間、世界でも最も厳しいロック・ダウン生活を経験。8月にわずか4人の家族内新規陽性者発生を受けて再びロック・ダウンが決定される寸前、日本に出発。2週間の隔離期間を経た後、日本の私の両親、親戚、周囲の方々からも、どこでも温かく迎え入れられ、楽しく日本の夏を過ごしました。「彼の大好きな日本で、もしもいやな思いをしたらどうしよう」と心配したのは私の取り越し苦労でした(皆様、ありがとうございました)。 9月に無事、フランスに帰国、700人の学生が入る大講堂での授業もある通常の大学生活をスタートしています。 幼い頃から、日本の幼稚園、日本とフランスの小学校に通い、日仏の違いを肌で感じて育った彼ですが、この3カ国の空港でのPCR検査、隔離、街の様子、人々の行動・言動を彼なりに見比べて感じる所が非常に多かったようです。一丁前にぼくのコロナ旅行記を展開。 彼曰く、「やっぱり、日本が一番だね...