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感染症分野で大幅増額、研究開発予算1041億円に、文科省

レポート 2020年9月30日 (水)  小川洋輔(m3.com編集部)

文部科学省は9月30日までに、2021年度予算の概算要求を公表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を踏まえ、主に感染症分野での研究や創薬支援を増額したため、健康・医療分野の研究開発の支援事業は1041億4800万円と、2020年度当初予算(860億2900万円)から約2割の大幅増となった。大学関連では、感染症分野の人材不足などが指摘されたことから、感染症医療人材養成拠点形成事業として新たに50億円を盛り込んだ(資料は文科省のホームページ)。 感染症関連の研究支援では、BSL4施設を中核とした研究の充実を図る新興・再興感染症研究基盤創生事業に49億6400万円(2020年度当初30億1400万円)を要求した。理化学研究所運営交付金からは、理研における感染症研究等に貢献する研究開発に191億1000万円(同152億1000万円)を充てる。 感染症を含むさまざまな疾患に対するワクチン開発を推進する先端的バイオ創薬等基盤技術開発事業に15億3100万円(同12億6100万円)、創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業に81億6200万円(同36億9400万円)と創薬支援も拡充...