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「新しい価値を生み出す規制改革をやっていく」河野大臣

レポート 2020年10月1日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

9月に発足した菅政権で、行政改革担当、内閣府特命担当大臣(規制改革等)に就任した河野太郎氏は10月1日、複数メディアとの共同インタビューに応じ、「世の中から見て、新しい価値を生み出すと思われる規制改革については、しっかりやっていきたい」との方針を示したものの、受診歴のない初診からのオンライン診療については「まだ個別のものについて評価をしている段階ではない」と述べるにとどめた。 オンライン診療の推進をはじめとする規制改革は、菅政権の主要施策の一つだが、日本医師会からは慎重な検討を求める声が上がっている(『菅首相「悪しき前例主義を改め、規制改革を全力で進める」』、『初診オンライン診療は「有事での緊急対応」、中川日医会長』を参照)。 河野大臣は、規制改革等の担当大臣就任は2回目であり、「前回は行政の無駄をそぎ落とすための規制改革を行ったが、今回は新しい価値を作り出すための改革を真ん中に据えたいと考えている」との抱負を表明。就任直後、自身のサイトに開設した行政改革目安箱「縦割り110番」については、「想定を超える件数だった。非常に多くの方から、悩んでいたり、困難に直面していることを赤裸々に切々...