1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 全国初のコロナ専門病院が抱える2つの課題 - COVID-19座談会(大阪編)Vol.1

全国初のコロナ専門病院が抱える2つの課題 - COVID-19座談会(大阪編)Vol.1

スペシャル企画 2020年10月13日 (火)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大は、医療機関に多大な影響を及ぼし、影響は長期化の様相を呈している。“コロナ前”の医療に完全に戻るとは考えにくく、新たな医療の在り方を検討することが求められている。 COVID-19の感染状況は地域によって異なり、医療提供体制も地域差が大きいことから、感染拡大の影響が大きい大阪府の関係者に集まっていただき、COVID-19対応の現在・過去・未来を語っていただいた(2020年9月16日に座談会を開催。全6回の連載。文中、敬称略)。 【出席者】 ・大阪府医師会会長:茂松茂人先生 ・大阪市立十三市民病院病院長:西口幸雄先生 ・ふくだ内科クリニック院長/大阪府内科医会会長:福田正博先生 (司会:高橋直純:m3.com副編集長、写真:宇野真由子) ――最初に自己紹介と現時点(9月16日)までの大阪の感染状況についてのご見解をお聞かせいただけますでしょうか。 茂松:(2016年から)大阪府医師会長の茂松です。現在、大阪府の「新型コロナウイルス感染症対策協議会」および「新型コロナ対策本部専門家会議」に委員として参画しております。 大阪府でも3月末か...