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十三市民病院では挿管ゼロ、コロナ診療の分担のあり方- COVID-19座談会(大阪編) Vol.3

スペシャル企画 2020年10月19日 (月)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

【COVID-19対応の現在・過去・未来(大阪編)】 Vol.1◆全国初のコロナ専門病院が抱える2つの課題 Vol.2◆コロナ専門病院は毎月3億円の赤字 Vol.3◆十三市民病院では挿管ゼロ、コロナ診療の分担のあり方 Vol.4◆大阪府内で「コロナで開業医2人が死亡」の背景 Vol.5◆まじめな人ほど症状悪化、コロナ禍の受診抑制 Vol.6◆「専門病院にするのは今回だけにして欲しい」 【出席者】 ・大阪府医師会会長:茂松茂人先生 ・大阪市立十三市民病院病院長:西口幸雄先生 ・ふくだ内科クリニック院長/大阪府内科医会会長:福田正博先生 西口:軽症、中等症のポイントは、突然重症化することから、いかに挿管する前に高次医療機関に転院していただくかです。酸素5リットルも吸っていて、ちょっとでも重症化の兆しがあったら、すぐ送るように基準を作って徹底しています。だからこれまで当院で挿管したケースはないんです。 大体パターンも分かってきました。朝からCTを撮ったり、酸素吸入したりして、重症化の兆しがあったら、10時か11時には、転院の手はずを整えます。夕方まで持ち越すと、なかなか受けてくれなくなります...