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まじめな人ほど症状悪化、コロナ禍の受診抑制 - COVID-19座談会(大阪編)Vol.5

スペシャル企画 2020年11月5日 (木)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

【COVID-19対応の現在・過去・未来(大阪編)】 Vol.1◆全国初のコロナ専門病院が抱える2つの課題 Vol.2◆コロナ専門病院は毎月3億円の赤字 Vol.3◆十三市民病院では挿管ゼロ、コロナ診療の分担のあり方 Vol.4◆大阪府内で「コロナで開業医2人が死亡」の背景 Vol.5◆まじめな人ほど症状悪化、コロナ禍の受診抑制 Vol.6◆「専門病院にするのは今回だけにして欲しい」 【出席者】 ・大阪府医師会会長:茂松茂人先生 ・大阪市立十三市民病院病院長:西口幸雄先生 ・ふくだ内科クリニック院長/大阪府内科医会会長:福田正博先生 ――全国的に受診抑制が起こりましたが、診療、そして経営への影響はいかがでしょうか。 福田:経営に関しては、やはり受診患者が2割ぐらい減っていますし、支払基金の話でもレセプトの枚数が30%ぐらい減っているということで、減収は間違いのないところです。 スタッフへの給与などは雇用調整助成金などを使って、スタッフを少し休ませて、対応しているという診療所も聞きます。幸いうちはそこまでの落ち込みではなかったので、固定費の部分では、当院では基本勤務給与はそのままで、実際...