1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「発熱患者対応機関、できるだけ多く」日医

「発熱患者対応機関、できるだけ多く」日医

レポート 2020年10月15日 (木)  岩崎雅子(m3.com編集部)

日本医師会会長の中川俊男氏は、10月14日の定例記者会見で、全国の都道府県医師会に「季節性インフルエンザ、COVID-19流行を踏まえた発熱患者受け入れ体制(診療・検査医療機関)について」とする資料を通知したと発表した。資料では、発熱患者に対応する「診療・検査医療機関」を担うための要件や、国からの補助金について詳しく説明。中川氏は「できるだけ多く、発熱患者の診療を担うことのできる医療機関を確保していただきたい」と補助金等の仕組みを的確に理解した上で、対応するよう要請した(資料は、日医ホームページ)。 定例記者会見で話す日医会長の中川俊男氏 資料では、「診療・検査医療機関」は、(1)発熱患者の診療を担うか、(2)インフルエンザの検査にどのように対応するか、(3)COVID-19の検査にどのように対応するか──の3点について、それぞれ可能な内容で選択すると説明。動線分離は、時間的動線分離や、プレハブや簡易テントによる発熱患者専用の診察室でも可能とした。 また、インフルエンザの抗原検査の検体として鼻かみ液が利用可能なキットの選択、新型コロナ抗原迅速検査の検体として鼻腔(鼻前庭)ぬぐい液の自己...