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埼玉県知事・県医師会長が対談で発熱患者の対応医療機関公募をPR

レポート 2020年10月15日 (木)  荒尾貴正(m3.com契約ライター)

埼玉県の大野元裕知事と県医師会の金井忠男会長は10月7日、埼玉県知事公館で、「新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行に備えて」と題して対談を行った。冬に向けて2つの感染症による「ツインデミック」が懸念される中、埼玉県が今後どのような診療・検査体制を整えていくのか、対談を通して医療従事者や県民に広く周知することが目的。大野知事は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とインフルエンザの両方を診察・検査する「診療・検査医療機関(仮称)」の公募概要を説明。金井会長は「発熱患者を診ていた全ての医療機関に、今年も診ていただくことが大前提」と全医療機関に協力を呼び掛けた。 埼玉県知事(右)と県医師会長の対談風景 大野知事によると、県が目標とする診療・検査医療機関数は1200機関(診療は必須だが、検査を行わない医療機関としての登録も可能)。指定の条件は、▽医療機関名の公表に同意する、▽G-MISやHER-SYSに受診者数や陽性者情報などの入力をする、▽公費負担適用のための委託契約(集合契約など)を締結する――の3つ。指定によるメリットは、国の財政支援制度の支給対象になることや、検査に...