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聖マリ大不適切入試、元受験生4人が提訴

レポート 2020年10月15日 (木)  星野桃代(m3.com編集部)

聖マリアンナ医科大学の医学部入試で性差別を受けたとして、元受験生の女性4人が10月14日、同大に対し計約1685万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。弁護士約70人で作る「医学部入試における女性差別対策弁護団」は提訴後に記者会見し、現在も同大が性別を理由とした一律の差別的な取り扱いの事実を認めていないことに対し、「聖マリ大の対応は悪質で不誠実極まりない。風化を待っているように見えるが、逃げ得は許さないというのが弁護団の思いだ」と強く非難した。 同弁護団が代理人を務める集団訴訟は東京医大と順天堂大に続き3件目。東京医大・順天堂大に対する集団訴訟では、受験1年度当たりの慰謝料を200万円としているが、聖マリ大に対しては、悪質性を理由に100万円増の300万円を請求した(『東京医大、元受験生33人が計1億2960万円求め提訴』、『女性13人が順天堂大を提訴、不適切入試』を参照)。同大は「訴状が届いておらず中身を確認できておりませんので、コメントは控えさせていただきます」としている。 東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見する弁護団 訴状などによると、原告は2015年度から2018年...