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1行1句に臨場感あふれる最前線のコロナ記録 - 邉見公雄・全自病名誉会長に聞く◆Vol.2

インタビュー 2020年11月1日 (日)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【邉見公雄・全自病名誉会長に聞く】 Vol.1 東京の「7密」、新型コロナで露呈 Vol.2 1行1句に臨場感あふれる最前線のコロナ記録 Vol.3 B.C.(Before Corona)からA.C.(After Corona)へ ――では、『新型コロナウイルスとの闘い 現場医師120日の記録』についてお聞きします。上梓した一番の狙いは何でしょうか。 この国の人は忘れっぽいんです。もう沖縄戦も忘れとんです。アメリカとの戦いで、沖縄が日本のために防波堤になって、約20万人の方が亡くなったことを忘れとる人がおる。しかも、沖縄戦で何が起きたのか、それを知ることができるのはアメリカ軍の資料。日本側の資料は、負けて燃やされたりしてるから、残ってないんでしょうね。 私の孫は6歳と3歳、まだ小さい。孫たちに、「2020年はこういう年やった」と書いておいとかないといかん。孫たちの、また子どもの時代やったら、完全に忘れ去られると思うんで。 もう一つは、この国というか、この星の現状を見るに、新型コロナ以外に、また別のがいっぱい来るやろうと。温暖化で、アマゾンとかのジャングルが切り拓かれた。東南アジアからも...