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研修医「一般的疾患の症例減」「ファーストタッチ禁止」◆vol.2

レポート 2020年10月21日 (水)  星野桃代(m3.com編集部)

調査結果はこちら⇒医師の4割「研修医教育に支障」新型コロナで◆vol.1 Q. 研修医の教育で、支障が出ていると感じた具体例を教えてください。 【任意・自由記述】 ◆診療に支障 ・内視鏡検査ができていない。【勤務医】 ・ERでの救命処置に研修医が参加できていない。【勤務医】 ・肺炎、感染性胃腸炎などのcommon disease症例が有意に減少し、まず経験するべきである症例経験が積めていない。【勤務医】 ・現在は解消されたが、最流行期にガウンや手袋の使用制限をしており、外科の手術に入ることができずに外から見学するのみになった。【勤務医】 ・手術件数が減少したため、麻酔手技が充分に教えられなかった。【勤務医】 ・院外施設でのシミュレーター研修がなくなったことで、急変対応や侵襲性の高い手技などの練習ができていない。発熱患者への対応がPPE対応かつ人数を絞っての対応となるため、これまでなら研修医がファーストタッチし当直での外来対応から入院まで行っていたような普通の誤嚥性肺炎や尿路感染症まで指導医と共に対応にあたることになり、自分で判断して動くトレーニングが不十分である。【勤務医】 ・救急搬送...