大都市圏の研修医割合、過去最低41.12%に
レポート
2020年10月22日 (木)
星野桃代、岩崎雅子(m3.com編集部)
2021年4月からの初期臨床研修先を決める2020年度医師臨床研修マッチングの最終結果が10月22日に発表され、大都市部の6都府県(東京、神奈川、愛知、京都、大阪、福岡)のマッチ者数は3647人(2019年度3758人)で、全体(8869人)に占める割合は前年度から0.44ポイント減の41.12%となり、過去最低を記録した2017年度(41.14%)をわずかに下回った。少し持ち直した2018年度と2019年度と比べてやや下がっており、集中を防ぐための募集定員上限設定の効果が見られていると言える。大都市部以外の41道県の合計は5222人で、割合は過去最大の58.88%(大学病院の集計は『大学人気低下傾向が続く、マッチ率100%は11大学』を参照)。 2020年度の募集定員は1万1007人(2019年度1万1109人)で、希望順位登録者数は9626人(同9784人)、マッチ者数は8869人(同9042人)、マッチ率は92.1%(同92.4%)。参加病院数は1017(研修プログラム数は1354)で、前年度より病院数は3減、研修プログラム数は9減だった。 募集定員に対するマッチ者の比率を示す「...
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