昭和大乳がん手術、10年で10倍に増加 -中村清吾・昭和大乳腺外科教授に聞く◆Vol.1
インタビュー
2020年10月27日 (火)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
この11月、認定NPO法人乳房健康研究会の20周年と、同研究会副理事長であり、昭和大乳腺外科教授の中村清吾氏がセンター長を務める昭和大学病院ブレストセンター10周年を記念した企画、「Global Conference on Breast Health」がWEB開催される。ブレストセンターは、ハードおよびソフトの面でこの10年で大きく発展、昭和大学の分院も含め、乳がんの手術件数は中村氏の赴任前の年約100件から、約10倍の年約1000件に増えた。その成果を踏まえつつ、記念企画では海外からの演者も招へいし、日本人に多い高濃度乳房とハイリスク者の検診に焦点を当て議論する予定だ。 ブレストセンターの10年の歩みと今後の展開、記念企画の狙いなどについて、中村氏にお聞きした(2020年10月13日にインタビュー。全3回の連載)。 昭和大乳腺外科教授の中村清吾氏(提供:中村氏) ――まず昭和大学病院ブレストセンターについてお聞きします。中村先生が10年前に聖路加国際病院から昭和大に赴任された際、どんなビジョン、目標を立てておられたのでしょうか。 聖路加国際病院でブレストセンターを設立した際のコンセプ...
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