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乳房健康研究会シンポ、乳がん検診の進化探る - 中村清吾・昭和大乳腺外科教授に聞く◆Vol.3

インタビュー 2020年10月30日 (金)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【中村清吾・昭和大乳腺外科教授に聞く】 Vol.1 昭和大乳がん手術、10年で10倍に増加 Vol.2 次なる10年、「果実が実る時」 Vol.3 乳房健康研究会シンポ、乳がん検診の進化探る ――11月3日に、先生が副理事長を務める乳房健康研究会の20周年と、昭和大学病院ブレストセンター10周年を記念した企画、「Global Conference on Breast Health」が開催されます。▽ピンクリボンアドバイザーアニュアルミーティング、▽グローバルカンファレンス、▽共同宣言――というプログラムです。 乳房健康研究会が発足した2000年当時、本研究会がある程度起爆剤になって、それまでの視触診からマンモグラフィ検診への置き換えがなされました。それから20年経って、マンモグラフィ検診の限界も見えてきています。受診率向上ももちろん重要ですが、いかにパーソナル、つまり個人のリスクに応じたメニューを考えていくかも、今後の重要課題です。超音波検診にも欠点はありますが、だからと言ってマンモグラフィ検診を今のまま続けていいことにはならず、次のチャレンジが必要なのです。 昭和大乳腺外科教授の中村...