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withコロナ時代、誰から感染したかは無意味では

オピニオン 2020年10月25日 (日)  木川英(川越救急クリニック副院長)

秋もそろそろ終わりに近づき、「いつもと違う」冬が始まろうとしています。 10月に入ってインフルエンザの予防接種が始まったかと思えば、在庫切れの医療機関も多数あり、マスクやハンドソープ、うがい薬など必要そうなものを取り合う本能むき出しの行動は今年のトレンドですね。 当救急クリニックにおいては、例年ですと、インフルエンザワクチンを破格の価格で提供していましたし、院長の愛してやまないプロ野球ソフトバンクホークスが優勝した際には優勝セールなんて医療機関らしからぬ行動をしていましたが、今年はそれも困難な状況になってしまいました。 夏の段階で、インフルエンザワクチンをどのように提供するかを院内会議で煮詰めてきました。昨年までのように16-22時の診療時間内であればいつでも誰でも接種できるという訳には、いきません。ワクチンの在庫の確保ができるのか、待合室が密な状況になるのは避けなければならないなど色々な意見が出ましたが、インターネットからの予約システムを使って、料金の先払い、人数制限を行うという方法を採用しました(写真)。4週間経過しましたが、滞りなく進んでいますので、今後もこの方法でやっていくつも...