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医師4割、複数勤務先の時間外上限「年1860時間より短縮を」

レポート 2020年10月27日 (火)  星野桃代(m3.com編集部)

9月30日に開かれた厚生労働省の検討会で、時間外労働時間の上限として、本務先と副業・兼業先の合計を年1860時間とする「地域医療確保暫定特例水準」(B水準)の新類型が提案され、構成員からは概ね肯定的な意見が相次いだ( 『副業・兼業先合わせて年1860時間のB水準提案、厚労省』参照)。複数の医療機関で勤務する場合の時間外労働の上限として、医師の41.1%が「年間合計1860時間より短くすべきだ」と答え、「適切だ」「1860時間より長くすべきだ」の合計30.9%を10.2ポイント上回った。 Q. 複数の医療機関で勤務する場合の時間外労働の上限として、年間合計1860時間は適切だと思いますか。 勤務医の43.2%が「1860時間より短くすべきだ」と答えた一方で、開業医では32.1%にとどまり、11.1ポイントの開きがあった。 Q.本務先や副業・兼業先では、医師の夜勤制度(2交代制・3交代制)はありますか。 医師の夜勤制度(2交代制・3交代制)が「ある」と答えたのは勤務医の19.2%にとどまり、「ない」の69.1%が大きく回った。 Q. 本務先での宿直・当直は月に何回ありますか。 勤務医では「...