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聖マリ大、2020年度私学助成金50%減額

レポート 2020年10月28日 (水)  星野桃代(m3.com編集部)

日本私立学校振興・共済事業団は10月27日に運営審議会を開き、文部科学省が聖マリアンナ医科大学で「不適切な入試があったとみなさざるを得ない」と2020年10月に認定したことを受け、同大の2020年度私学助成金を50%減額すると決定した。「私立大学等経常費補助金取扱要領」では1年度ごとに減額幅を減らしていくと規定しているため、同大の対応に改善が見られれば2021年度助成は25%減額、2022年度には全額交付に戻ることができるが、同大の対応によっては来年度も50%減額の措置を継続する可能性がある。 医学部不適切入試をめぐっては、私立大学8校が不正を認めている。東京医科大学への私学助成金は2018年度、2019年度ともに全額不交付で、2020年度は75%減額が決定した。岩手医科大学、昭和大学、順天堂大学、北里大学、金沢医科大学、福岡大学の6大学は2018年度に25%減額。日本大学は、不適切入試に加えアメリカンフットボール部での問題も受けて2018年度に35%減額となっていた (『東京医大の2018、19年度助成金不交付、7大学は減額』参照)。2018年度の減額が25~35%だった7大学は20...