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マイナンバーで患者に傷病名公開、医師62%が消極的

レポート 2020年11月3日 (火)  星野桃代(m3.com編集部)

2021年からマイナンバーカードを使った保健医療情報の共有がスタートする。患者の同意が得られれば、保険者が持つ、患者の薬剤情報や特定健診の結果を医療機関が閲覧できるようになる。しかし、傷病名や転帰などは対象になっていないことから、厚労省の検討会では傷病名の患者公開の是非が議論になった(『マイナンバー活用の情報提供はオールオアナッシング』参照)。 m3.com意識調査で患者への傷病名公開について尋ねたところ、、「全て公開すべき」は医師の21.0%にとどまり、「特定の傷病名は公開すべきでない」「全て公開すべきでない」は計62.4%に上り、慎重な対応を求める声が多かった。 Q. マイナポータル等のシステム上で、患者に傷病名を公開すべきだと思いますか。 開業医では41.6%が「全て公開すべきでない」と回答し、勤務医と比べても公開に慎重な傾向が強かった。 Q. 医療機関への情報提供の際、例えば精神疾患などで薬剤情報や特定健診情報の一部を公開したくない場合を考慮し、提供する情報を患者が選択できる仕組みが必要だと思いますか。 医療機関に提供する情報を患者が選択する仕組みについては、「必要」が医師の3...