オンライン診療、厚労省検討会で恒久化に向け議論開始

厚生労働省は11月2日、第11回オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会（座長：山本隆一・医療情報システム開発センター理事長）を開き、初診を含むオンライン診療の恒久化に向けた議論を開始した。年内に方向性を取りまとめる方針。また、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の時限的・特例的措置については、当面継続することで合意した（資料は、厚労省ホームページ）。 同検討会は「オンライン診療の適切な実施に関する指針」の見直しを目的に設置され、COVID-19の流行後は、初診からのオンライン診療解禁などの時限的・特例的措置の検証を行っていた。今後、特例措置下での実績を踏まえ、COVID-19収束後のオンライン診療のあり方の検証に議論の対象を広げる。検証対象の拡大を受け、規制改革推進会議医療・介護ワーキング・グループ（WG）座長の大石佳能子・メディヴァ代表取締役社長ら7人の構成員を新たに追加。河野太郎行政改革担当相は同WGで「保険者や利用者も含めた検討が必要ではないか」と発言していた（『オンライン診療「後ろ向きの人集めても」河野大臣』を参照）。 厚労省は「今後のオンライン診...