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「有事に備え、1000床規模の専門病院を」、尾崎都医会長

レポート 2020年11月5日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

東京都医師会会長の尾崎治夫氏は11月5日、日本記者クラブで「今後の新型コロナ対策について」とのテーマで記者会見し、都内では既に発熱患者への診療・検査を行う「診療・検査医療機関」を約2300カ所指定するなど、今冬の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策を進めていることを説明した上で、将来的には「未来思考の新たな専門病院」を設置する必要性を訴えた。 尾崎氏が想定する「専門病院」は、「病院船そのものを陸上でつくる」という発想。1000床規模で、平時は入院患者を入れず、シミュレーショントレーニングセンターとして使用しながら機器の保守も行う一方、有事には都立病院職員等から人員を招集し、災害外傷やCOVID-19を含む感染症などに対応する想定だ。 記者会見の最後にゲストに求められる「恒例の一言」として、尾崎氏は「夢と志」と記載。「何事も夢を持たないといけないと思っている。それを夢で終わらせず、実現させるために志が必要だと思っている。有事のための専門病院も、今はまだ夢だが、ぜひ志をもって実現したい」と語った。 約1時間にわたった尾崎氏の会見は、オンラインでも配信。 尾崎氏は感染対策として、...