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地域医療構想の検討で先送り論も、医療部会

レポート 2020年11月6日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

社会保障審議会医療部会(部会長:永井良三・自治医科大学学長)は11月5日、各種検討会、ワーキンググループなどで検討が進む医療計画、地域医療構想について議論し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応に追われる中での同計画・構想の検討を先送りするべきではないかとの意見が委員から相次いだ(資料は厚労省のホームページ)。 医療計画の見直しに関する検討会、地域医療構想ワーキンググループと、厚生科学審議会感染症部会では感染拡大時の患者受け入れ体制や、新興・再興感染症を同計画・構想でどのように扱うか、公立・公的医療機関等に対する「具体的対応方針の再検証」などについての検討が進んでいる(『医療計画に「新興感染症拡大時の医療提供体制」追加へ』『地域医療構想、感染拡大時の受入体制をどう確保するか』、など参照)。 地域医療構想検討で先送り論、「別枠」案も 全国知事会長で鳥取県知事の平井伸治氏は、大都市に限らず地方部でも現在COVID-19が広がっていることを踏まえ、「地域医療構想を進めること自体に地方部が反対するわけではないが、今優先するべきは新型コロナ対策だ。一連の課題を今現場で議論できる状況...