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プレプリントサーバー、新型コロナで一気に普及

レポート 2020年11月8日 (日)  星野桃代(m3.com編集部)

日本ヘルスコミュニケーション学会は9月27日、第12回学術集会でメディアドクター研究会と共催の特別シンポジウム「新型コロナウイルス感染症に関するリスクコミュニケーション」を開催した。座長の帝京大学医学部准教授の渡邊清高氏は冒頭、自身が幹事長を務めるメディアドクター研究会の活動内容として、医療の専門家とメディア関係者がチームを組み、社会に発信された医療・保健の記事を臨床疫学などの視点から評価し、情報の質や信頼性について勉強していると紹介した(メディアドクター研究会のホームページを参照)。続いて3人の演者が発表し、医学図書館司書(ヘルスサイエンス情報専門員・上級)の佐藤正惠氏は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により浸透したプレプリントサーバーの動向などについて発表した。 PubMed、リニューアルでスマホ対応 1人目の演者である佐藤氏は、医師が臨床上の課題を整理し、必要な情報をスマートに集めるための実用的な手法をレクチャーした。 まず医学系データベースの使い分けの枠組みとして、「6S ピラミッド」を紹介。臨床を導くエビデンスが高い順に(1)Systems:臨床上の意思決定ツール...