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研修医60%、新型コロナで「経験症例・手技減った」◆Vol.2

医師調査 2020年11月11日 (水)  星野桃代(m3.com編集部)

Q. COVID-19流行を受け、経験できる症例・手技の数や種類に変化はありましたか。 研修医全体の60.7%が「経験症例・手技の数や種類が減った」と回答した。内訳を見ると、初期研修医の66.2%、後期研修医の52.0%で、初期研修医がより影響を強く受けていた。 Q. 変化した場合は、増減した経験症例・手技の数や種類をご記入ください。 初期研修医 ◆減少 ・病院内でクラスターが発生したことを受けて入院が制限され、全体的に少なく見積もっても3割ほど入院症例が減少した。 ・ガウンが不足しており、カテーテルや内視鏡検査に一切入れずにローテーションが終了した科がある。 ・春先は良性疾患の手術件数が減少した。 ・肺炎のファーストタッチができない。 ・外傷が減った。 ・病院全体の入院患者数が減った。3次救急の病院だが、4月から6月はガウンなどの不足もあったため、フルプレコーションで行う3次救急の対応に1年目研修医は参加させてもらえなかった。 ・発熱ありの肺炎疑い患者はベテランの先生が診ることに。結果的に肺炎症例が減った。また小児の感染症激減を受けて、小児経験症例が減った。 ・4月から外科系であった...