「波としては第3波」中川日医会長

日本医師会会長の中川俊男氏は、11月11日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染者が全国で増加傾向となっていることに対し、「波としては第3波と考えて良いのではないか」との見解を示した。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が11月9日、「急速な拡大に至る可能性が高い」として、クラスター対策の強化など「5つのアクション」を求めた緊急提言については、「非常に賛同する。色んな方向性から感染対策を検証して強化してほしい」と述べた（『「急速な拡大に至る可能性高い」新型コロナ分科会が緊急提言』を参照）。 定例記者会見で話す中川俊男会長 また、政府に対しては「地域の感染拡大の兆候をできるだけ早期に発見し、早め早め、先手に手を打ってほしい」と求め、「Go To トラベル」キャンペーンの対象地域に関して、「急速な拡大の兆候が見られたら柔軟に見直しを考えてほしい」と訴えた。国民に対しては「原点に帰って、3つの密を丁寧に避ける努力をしてほしい」と要請した。 新型コロナ対応の医療資格者に無料の保険、募集開始 日医副会長の今村聡氏は、COVID-19に対応する医療従事者がCOVI...