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新型コロナ検査需要、ピークは1日6万8325件

レポート 2020年11月12日 (木)  大西裕康(m3.com編集部)

厚生労働省は11月12日、季節性インフルエンザ流行期における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査需要などに対応する47都道府県の体制整備の状況を公表した。ピーク時は「COVID-19固有の検査需要」が全国で1日当たり最大6万8325件、「インフルエンザの流行に伴う発熱患者等の検査需要」が39万2243件で、計46万568件になる見通し。これに対し、PCR検査で17万765件と最大需要の2倍強を確保する。 抗原定量検査で2万8702件、抗原定性検査(簡易キット)では34万265件となっており、最大で1日当たり計53万9732件に対応できる。検体採取も、全国の診療・検査医療機関と検査センターで計50万2773件に対応する。発熱のある患者と他の患者がバッティングしない経路の確保(ゾーニング)など、COVID-19の診療・検査が可能な医療機関数は全国で2万4629カ所。都道府県の報告に基づき、11月10日時点の状況をまとめた(資料は厚労省ホームページ) 。 厚労省によると、過去の実績から発熱系の検査需要は1シーズンで 2000万件程度。例年の傾向から1月下旬~2月上旬のピーク時に...