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新型コロナで自己研鑽の機会が減少、研修医の77%◆Vol.3

医師調査 2020年11月18日 (水)  星野桃代(m3.com編集部)

Q. 例年と比べ、院内・院外勉強会や学会などの自己研鑽の機会に変化はありましたか。 「自己研鑽の機会が減った」と答えたのは研修医合計の77.6%と多数を占めた。初期研修医では80.2%、後期研修医では73.7%だった。 Q. COVID-19流行を受け、研修のキャッチアップのために始めた工夫や心がけがあれば教えてください。 初期研修医 ・院内感染拡大に伴って病棟や救急外来の業務が減少した分、意識的に自習の時間を取った。オンライン開催の学会にも参加した。 ・実臨床で学べない分、座学の量を増やそうと自習時間と教科書代を増やした。 ・手術が減ったため、自分での糸結びや縫合練習に時間を割いた。 ・インターネットでのセミナーの受講やスライド共有サイトを利用するようになった。 ・入局を考えている医局が開催するwebセミナーに積極的に参加している。 ・喀痰のグラム染色が禁止されてしまったので、尿を染めまくっている。 ・知識は自分で参考書を買い勉強している。身体診察やエコーなど侵襲の少ない手技は、一人で病棟に行き、患者さんに直接お願いして練習させてもらっている。 ・積極的に新型コロナ疑いも診察していく...