「Go Toトラベルで感染拡大」は当たらず、西村担当相

西村康稔経済再生担当相は11月13日の記者会見で、北海道などで新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染拡大が懸念される中、「Go Toトラベルで感染を広げているという理解はしていない。現時点で対象地域から除外することは考えていない」と述べ、感染対策と社会経済活動の両立を図っていく重要性を訴えた。「今の感染状況が続けば、医療機関が逼迫するので、何とか減少傾向にしていきたい」との危機感を示したものの、「Go Toトラベル」キャンペーンの見直しには慎重姿勢を崩さなかった。 西村担当相は、新型コロナウイルス感染症対策分科会において、感染状況の4段階分類のうち「ステージIII」に該当する場合に「支援策の見直しを検討すべきとしている」と説明。北海道に関しては、「ステージIII」に該当する指標が一部あるものの、機械的に当てはめるのではなく、「ステージIII」に該当するかどうかは総合的に判断するとした。 北海道ではCOVID-19の新規感染者数が11月9日に初めて1日200人を超えるなど、感染拡大が続いているが、西村担当相は「一時的に検査件数が増え、感染者数が増加しているが、これは2次、3次...