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地衛研等にHER-SYSデータ確認促す事務連絡発出へ、厚労省

レポート 2020年11月14日 (土)  星野桃代(m3.com編集部)

厚生労働省11月13日、新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードに設置している「感染者情報の活用のあり方に関するワーキンググループ(WG)」(座長:鈴木基・国立感染症研究所感染症疫学センター長)の第5回会合を開き、「新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)」における感染者情報の迅速な収集と活用について議論した。感染者情報のデータ活用と、その前提となるデータの精度向上に向け、入力データを保健所、地方衛生研究所(地方感染症情報センター)、国立感染症研究所(中央感染症情報センター)でトリプルチェックする体制整備を促す事務連絡を、週明けにも都道府県や保健所設置市などに発出する見込みだ(資料は厚労省のホームページ)。 HER-SYS上の入力情報に誤りがあると疫学調査に支障が出かねないため、保健所が入力した情報を地衛研と感染研でチェックする仕組みを導入している。しかし、現時点ではチェック体制が整っていない自治体もあるため、保健所や地衛研、感染研の役割を明確化し、対応を促す事務連絡を週明けにも発出する予定だ。地衛研のチェックについては、会合で「HER-SYS上に...