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「ビデオ通話での実施可」へ、特定保健指導の初回面接

レポート 2020年11月20日 (金)  大西裕康(m3.com編集部)

厚生労働省の「保険者による健診・保健指導検討会」(座長:津下一代・女子栄養大学特任教授)は11月19日、特定保健指導の初回面接において、「グループ支援」でもビデオ通話が可能な通信機器を用いる方法を認めるとの方針を合意した。現在は、面接の実施者と対象者が1対1の「個別面接」でのみ通信機器を用いる方法を認めているが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で面接実施の回数が減っているなどの実態を考慮し、暫定的に認める。厚労省は同日の検討会で出た意見などを踏まえて、実施に向けた対応を進める。恒久的な対応にするかは、実施状況などの検証を踏まえ検討する考え(資料は、厚労省のホームページ)。 2020年11月19日の保険者による健診・保健指導検討会 構成員からは、「遠隔でのグループ支援の場合、対象者と個別の支援が直ちには難しいと思うので、別途、支援が必要になるのではないか」(全国保険協会理事の中島誠氏)や、「ビデオ通話の場合、支援者も対象者も相互に撮影や録画ができてしまうので、プライバシーなどへの配慮が必要ではないか」(日本医師会副会長の今村聡氏)など、実施に当たっての注意点も出た。 個...