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卒後5年目、へき地の国保診療所の所長に◆Vol.2

スペシャル企画 2020年11月30日 (月)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【在宅医療クリニックの先駆者「ゆうの森」20周年】 Vol.1 「たんぽぽ先生」、在宅医療専門で20年 Vol.2 卒後5年目、へき地の国保診療所の所長に Vol.3 2000年に在宅専門クリニック開業 Vol.4 「理念×システム×人財」が在宅必須3要素 Vol.5 なんでも相談室、「全国各地から相談あり」 Vol.6 閉院危機の診療所、4カ月で黒字化 Vol.7 「九転び十起き」の20年、たんぽぽの「種」は各地に ――先生は医学部時代、地域医療と障がい児医療の2つの進路を考えていたとお聞きしました。 僕は愛媛大学の医学部時代、2つのサークルに入っていました。一つは、フィールドワークを通じて地域医療を考える公衆衛生的なサークルです。毎年夏に、へき地などに行って、その地域住民の健診をしたり、健康状態の調査を行ったりしていました。 もう一つは全国医学生ゼミナール、通称「医ゼミ」です(編集部注:全国の医学部、医療系大学などが毎年夏に、学習会や交流会を行う企画)。九州大学で開催されたある年、手話で歌うなど、障がい者とふれ合うイベントがありました。それを機に興味がわき、教育学部の障がい児に関す...